最後に君はふり返り、心細げに私を見た。
何か言おうとしたのだけど、何も言わずに乗っていった。
君を乗せた新幹線が、段々と私の側から遠ざかっていく。
あの心細げな眼差しは、幼い君が迷子になって
ポツンと待っていたあの時の瞳と同じままだったね。
これで良いと思うのだけど
頼り無げな君を送り出すのは、あまりにも早い気がして…
もう少し愛してあげれば良かったかな?
もう少し優しい言葉をかけてあげれば良かったかな?
愚かな私は、遣り残した事が沢山あるようで、後悔と少しの寂しさで
何だか瞳の奥が熱くなる。
君の旅立つ日が、こんな真っ青の空で良かったと
青空見上げつぶやいた。
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구름 한 섬 없는 하늘이 너무 아름다있다.
(雲ひとつない空がとても美しかった)