北海道地方の地震の情報を、毎日テレビが放映している。
7年前の記憶が蘇る。
電気が止まり、食料品も買えず、余震に怯えていた。
あの地面の奥深くから聞こえてくる地鳴りの音を、鮮明に覚えている。
それでも
初めて温かい食べ物を食べられ
電気が回復し
自由に食料品を買えるようになり
一つ一つの進歩が嬉しかった…
そんな思い、歳月と共にすっかり記憶の奥底に封じ込められていたようだ。
頑張れでも無い、辛抱でも無い、かける言葉はみつからないが
一日も早く復旧できることを願うばかりだ。
読み終えた後、人間の心の不可解さを考えさせられた。